筆のおはなし



こんにちは!



買い物に行こうと玄関開けたら凄い雨。

部屋に引き返してブログ書いてます。




大人の方のマメ知識にもなると思うので

今日は筆のお話を。




筆は2/3ほどおろした方が扱いやすいと言われています。

長い毛より短い毛の方が扱いやすいのは

容易に想像できると思います。

(全部おろして穂に墨をたっぷり含ませて書くこともあります。

でも初心者は必要ありませんね💦)



本当はこの「腰」の部分はほぐさずに使った方が良いのですが

問題になるのが洗い方です。



溜め水で何度も繰り返し洗わなくてはならないし、

注意していたつもりが「腰」まで濡れてしまって柔らかくなった~

ってことも発生するわけです。

正直、小学生のお子さんや忙しいお母さま方が洗うにはなかなかの手間。



そんなこともあり

私は筆を「つけ根」まで全部おろしています。



そして使っている様子を見て

扱いにくそうだったり、筆が割れる生徒さんの筆は預かって

腰まで糸を巻いています。



で、最近閃いたんですよ~♪



はじめから糸巻いちゃえばいいじゃん!!って。(←今?)




きっと不思議に思われたお母さまもいらっしゃったはず。



これで気楽に洗っていただけるし

筆が割れることもなく書けると思います。


先日、

「先生ーー! 今日学校の習字の時

糸が脱げてきて上にあげながら書いたよー!」

という可愛いクレーム。

(ププッ。。)ウケました。


すぐ直すので持ってきてね♪



ちなみにホームページにも書いてありますが

筆の寿命はここのお稽古で使っているだけでも

1年から1年半くらいが目安です。



書の世界では筆は消耗品です。





では~








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